3世小堀宗實

3世 小 堀 宗 實

正恒(初め政延) 和泉守 号・宗實 元禄7年正月2日(46才)

 慶安2年(1649)、2世大膳宗慶の長男として江戸屋敷において誕生する。延宝2年(1674)父宗慶の死去のため家督を継ぐ。

 御詰衆から田安御門番等勤め、天和2年(1682)には朝鮮の使者に対しての御馳走役を、元禄4年(1691)には日光東照宮御祭礼奉行等を歴任している。

 宗実は、今日「遠州蔵帳」と呼ばれている、遠州以来3代にわたって収集された小堀家の蔵品を整理した「小堀家器財帳」を作成し、その基礎を作った人で、 書は藤田乗因に就き、茶法は父宗慶に学び、諸大名と茶道を以って交友を持った。

 元禄7年46歳で江戸屋敷で没する。

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